「小4の壁」と内発的動機付け 〜やらせるから、自ら動くへ〜
学びーcafeが対象とする年齢のお子さんは小学校高学年。
保護者の方の中には、こう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「最近、急に勉強が難しくなった」
「言えばやるけど、自分からやらない」
「テストの点は気にするのに、学ぶこと自体は楽しんでいない」
こうした変化を感じる時期としてよく言われるのが、「小4の壁」です。
小学4年生頃になると、
・学習内容が抽象的になる(分数・概数・文章題の複雑化など)
・授業スピードが上がる
・求められる思考力が一段階上がる
・友人関係がより複雑になる
・自我がはっきりしてくる
といった変化が一気に訪れます。
これまで「なんとなくできていた」子も、「がんばれば何とかなる」では通用しにくくなるのがこの時期です。
そしてもう一つの大きな変化があります。
それは「外からの評価」を強く意識するようになること。
小4前後は、テストの点数や順位を強く気にし始めます。
「何点だった?」
「クラスで何番?」
「〇〇ちゃんより上だった?」
こうした会話が増えやすい時期です。
ここで気をつけたいのが、外発的動機付けに偏りすぎること。
外発的動機付け⇒ご褒美がもらえるからやる、怒られたくないからやる、点数が欲しいからやる
※短期的には効果があります。ですが、報酬や評価がなくなると続きません。
内発的動機付け⇒面白いからやる、知りたいからやる、できるようになりたいからやる
※これが育つと、自ら動く子になります。
小4の壁を越える鍵は、実はこの「内発的動機付け」にあります。
学習内容が難しくなると、
「わからない」
「面倒くさい」
「どうせできない」
という気持ちが出てきます。
外発的動機だけでは、ここを乗り越えられません。でも、
「考えるのが楽しい」
「昨日よりできるようになった」
「わかった瞬間が気持ちいい」
という内側からのエネルギーがあると、壁を越えていきます。
① 結果よりプロセスを見る
×「何点だったの?」
〇「どこが難しかった?どうやって解いたの?」
思考に注目すると、学びが深まります。
② できたことを具体的に認める
×「えらいね」
〇「途中式を丁寧に書いてたね」
具体性は、自信を育てます。
③ すぐに答えを教えない
「どう思う?」
「他のやり方あるかな?」
考える時間を奪わないことが、自立につながります。
小4の壁は「成長の入り口」であり、壁は、失敗ではありません。
それは「自分で考える力」に移行するサインです。
ここで
・管理を強めるか
・自立を育てるか
によって、その後の学習姿勢が大きく変わります。
小4の壁を乗り越えるポイントは、「やらせる」から「自らやりたくなる」へ。
内発的動機付けは、一朝一夕では育ちません。
でも、日々の関わりの積み重ねで確実に育ちます。
子どもが自分で歩き出す力を、今こそ丁寧に育てていきたいです。
学びーcafeのプログラムも上記のようなことを意識した設計にしています。
ぜひ、学校やご家庭とともに、お子様の成長をサポートしていきたいと思います!
